夜中に肛門が痛くて目が覚める-安住アナウンサーが記事で語っていた。
恥ずかしい話だが、私も似た症状を6年前から経験している。
星野源さんは「モニカ病」と名付けているらしい。私は「モニカ」をよく知らないので、この記事では「尻痛」と書くことにする。
最初にあの痛みを経験したのは、ある日の夜明け頃だった。旅行中だった。
寝ている間に、びっくりする程の痛みに襲われて起きた。「ペンチでお尻の穴をつねり上げているような」と何かのサイトで読んだ。まったくそんな痛みだった。
こんな変な痛さがするなんて、難病かもしれない。そんな不安に襲われて怖くなった。
その日、どんな旅館に泊まっていて、その日の夕食やお風呂の光景まで覚えている。痛みと共に経験した事は記憶に残る。忍者は秘文書を暗記する時、身体を傷つけながら覚えていたという。
グーグルでこの症状について調べてみても、あまり情報は多くない。けれど、重篤な病気、たとえば腫瘍とかを抱えている可能性が低そうなのはなんとなく分かった。
内臓の疾患というよりも、精神面でストレスを抱えている事が要因として挙げられるみたいだ。そして、残念なことに、有効な治療法も無さそうだった。
たしかに、最初に尻痛を体験した時は、子どもも小さくて世話が大変で、仕事もハードで、とても辛い時期だった。
突然襲ってくる尻痛は、最初は年に1,2回の事だったけど、最近はだんだん間隔が狭まって来て、2~3か月に一回は痛みが襲って来ていると思う。
また、最初は明け方に痛みがすることが多かったのが、入眠から2時間くらいの真夜中に痛みが襲ってくる事もあるようになった。
痛みに眠りから引き戻され、痛い痛いと、しばしもんどり打っていつの間にか再度眠りにつく。睡眠も削られるし、本当に良いこと無い。いつもやるせない気分だ。
痛みの撃退法?!
一番最近、尻痛に襲われたのは何日か前だった。
痛みを和らげる方法については、もうほとんど諦めていたのだが、今回の尻痛では活路を編み出すことができた。それは、お尻に腕を回し、肛門の周りを指先で優しくクルクルさすることだった。
何だか恥ずかしい行為である。でも、これは私としては大発見だったので、ぜひ記録しておきたいと思い、今、記事をに書いている次第だ。
クルクルと指でさすっていると、痛みが少しマシになって、眠気も戻ってきてウトウトしてきていた。眠ってしまうと、さすっていた指が止まってしまうので、そうするとまた痛みが戻ってきて目が覚める。
そういう事を2,3回繰り返したら、いつの間にか眠っていた。初めて尻痛を撃退した瞬間だった。
次に尻痛が来たら、この方法が有効なのか、もう一度実験してみたい。来たれ尻痛。あれだけ痛くて嫌だったのに、何だか楽しみになってきた。それくらいの気持ちの余裕ができると、ストレスが原因だという尻痛は、もう襲ってこないのかもしれないけど。
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