映画【Leon(レオン)】ナタリー・ポートマンのインタビューでもっと楽しむ

Amazon Prime Videoでいろいろな映画が見られるので、今まで見てなかった名作を見てみようと思い立ってみたのが「Leon(レオン)」。Prime Videoで見られるのは完全版で、劇場版でカットされた22分のシーンが再度盛り込まれたバージョンです。映画のストーリーはとても有名ですので、他のサイトをご参照いただければと思います。

最初にこの映画を見た時は、若い女子と孤独に生きてきた中年の殺し屋が恋に落ちる設定が、「あり得ない」と思いちょっと引いて見てましたが、あの世界観をまた見てみたくなる気持ちが後から後から沸いてきて、ついついリピートして何回も見てしまいました。

より深く楽しむために、メイキングメイキング映像や俳優たちのインタビュー映像もYouTubeで探してみました。

アクションと、感情的な要素を両方盛り込みたかったという監督のリュック・ベッソン。「レオン」以前に制作されたフランス映画「NIKITA」でジャン・レノが演じた冷酷な殺し屋「掃除屋ヴィクトル」のアメリカに親類がいて、その人物は冷酷なヴィクトルとは違って‘More human (もっと人間らしかった)’のだろうと。

そして、マチルダ役のナタリー・ポートマンのインタビューがとても面白いのです!かなり聴きとりやすい英語と分かりやすい話の組み立てで話しており、そこそこの英語力があれば字幕を併用して意味をつかむことができると思います。不良娘なマチルダを演じることに対して、ナタリーの両親はとても気を配ったようで、タバコは持っても吸わせないこと、持つシーンも映画全体で5回まで等々、色々とリュック・ベッソン監督に要求をしたことが語られています。

このインタビューの中で興味深いのは、弟が殺されて悲しむシーンの話。自分が経験したことの無い感情については、演技をするのが難しい。けれど、マチルダのように家族全員が射殺されるなんて、ナタリーももちろん、経験したことがない。では、あの演技はどこから来たのか。
実は彼女の祖父母はホロコーストを経験しており、世の中には残酷なことが起こりうるということを、幼少のころから聞いて知っていた。それが、家族が撃たれて泣くシーンの演技につながったと、私の拙い英語力を総動員して聴きとったところによると、言っているようです。なるほどと思うと共に、そうだったとしても演技に結びつけることはなかなか難しいと思うのです。俳優ってすごいなと感じざるを得ません。

ゲイリー・オールドマン演じるスタンフィールドとのシーンの回顧も面白かったです。ナタリーはただゲイリー・オールドマン扮するスタンフィールドのパフォーマンスを茫然と見ているだけで「the easiest acting experience of my life(人生で一番演技をするのが簡単だった) 」と笑いながら語っています。俳優さんといえど、目の前であのスタンフィールドの怪演をされたら、あ然とするしかなかったのでしょうね。

フランスのプレミアは大盛況で、上映後にナタリー、ジャン・レノ、リュック・ベッソンが壇上に現れると巨大な劇場が熱狂に包まれたそう。‘I haven’t have any comparable experience(あんな経験は他にはない)’とナタリー談。ナタリーは、今では自分が「レオン」のマチルダ役を演じたことについてネガティブな思いを抱いているとの報道もありますが、このインタビューで語った気持ちも嘘ではないのだろうと思います。

レオンとマチルダが最後に言葉を交わすシーン。ナタリーはインタビューで「melodramatic(メロドラマチック)」だと言っていますけれども、私は何度見ても好きなシーンの一つです。たしか日本語の字幕では「君は僕に生きる望みをくれた。大地に根を張って暮らしたい。一人にはしないよ」と短い字幕だったと思うのですが、英語のセリフは以下のように言っているのですね。

「You’ve given me a taste for life. I wanna be happy. Sleep in a bed, have roots」 などとも言っていて、英語で聴くとまた違う印象を受けますね。

Mathilda : I don’t wanna lose you, Leon.

Léon : You’re not going to lose me. You’ve given me a taste for life. I wanna be happy. Sleep in a bed, have roots. And you’ll never be alone again, Mathilda. Please, go now, baby, go. Calm down, I’ll meet you at Tony’s in an hour, I love you, now go, go now.

https://www.imdb.com/title/tt0110413/characters/nm0000204