抽象度で働く場所を選ぶ

職場で周囲の人について考えるときに、「どれだけ抽象的な言葉で話しているか・具体的な言葉で話しているか?」という眼で観察するようにしています。
 
抽象的な言葉で話すことは、コンセプトとか、概念とかの話が多い。たとえば「その仕組みがこうなっているのって、〇〇っていう考え方のためだよね」「この場合は、〇〇の価値観を優先するべきでない」とか。
一方、具体的な話は、「この間はこのようにした」「あの人がこのように話した」「このルールがこうなっているからこうすべき」などでしょうか。
 
そして、だいたいの人は「抽象」か「具体」のどちらかに得意があるようだ。
  
というところまでは、本なんかでも読んだ。
 
私は抽象的な方だ。
そして時折、コミュニケーションで口惜しい思いをするのは、「抽象」の言葉を話す人は「具体」の人の話していることを理解できるけど、「具体」の人に「抽象」な考えを説明するのが、難しいことだ。
 
突然、コンセプトの話をして、勘の良い人は分かってくれるけれど、それでは多くの人に伝わらないから「具体例」を挙げると、具体例の子細の話でああじゃないこうじゃないと延々と盛り上がってしまって、結局言いたかったことはそうじゃない、ということは何度となくある。そこは本質じゃない、と言いたいけど、うまく伝えられない自分がもどかしい。
 
けれど、「具体」の方向にどどどっと流れて行かない人や、流れて行っても戻って来れる人が、輪の中に一人でもいると、とても楽になる。ああ、そういう議論がしたかったんですと、ほっとする。
 
ということから、転職とか、異動の希望を出す機会が今後あったとして、面接なり異動先の人と話す機会があれば、その人がどの程度抽象的な話をするか、そのことに着目したい。
 
具体派の人はどういう環境がやりやすいのか分からないけれど、抽象派で、そして抽象的な考えを伝えるだけのコミュニケーションの高くない私にとっては、抽象度の高い言葉を話す人たちの組織の方が、圧倒的に居やすいようだ。