運動嫌いだからこそ、運動したい/「一流の頭脳」アンダース・ハンセン 感想

苦手を放置せず、克服せよ!という話ではありません。
  
運動が嫌い、文化系でデスクワークとか人と話したりとか、頭を使うことで勝負していかなければならないからこそ、運動をする。頭をいつまでもクリアーに保つために、運動する。
 
趣味として楽しむ為に運動するのじゃなくて、これまで身体を使うことと対局にあると思っていた「頭を使うこと」を伸ばすための位置づけとして、運動を捉えるべきなのかと、思っています。
  
もちろん、スポーツを楽しんでやることができて、結果、健康につながったら、それに越したことはないのですが。
 

 
筆者によると「すべての人がADHD(注意欠陥・多動性障害)」の要素を多かれ少なかれ持っている」とのこと。だからこそ、どんな人であっても、スマートフォンがいつも傍らにあり、メールが四六時中届くような現代では、何かに集中することが難しい。色んなことに気を取られざるを得ない環境では、頭の中はいつも忙しい。
  
その頭の中の雑音のボリュームを下げておくためには、運動が一番だと筆者は主張する。
 
また、うつ病については、脳の細胞新生が活発に起こっていない場合に起こるという説を筆者は紹介する。脳の細胞新生を促すもの、それがまさに運動である、ともいう。
 
 
たしかに、運動音痴な自分の経験に当てはまるところがある。
 
というのも、私は運動が苦手で、子供のころからスポーツ経験はなかった。診断を得たことはないが、雑念にとらわれやすくて集中できず、自分はADHD的だなと思う時もあれば、テンションが低調過ぎて、何もかもやる気が出ない時期が一年に何回かある。それらはもしかしたら、運動をする習慣があれば、すこしでも改善するものかもしれない。
  
もはや、「運動音痴だから」運動しない訳にはいかないのだ。運動を避け続けていると、脳の機能を十分に発揮できない。
  
本に影響されすぎかもしれないけれど、さっそくフィットネスジムに通うことにした。徒歩3分の所に、24時間オープンのフィットネスジムがあるのだ。現代の都会は、恵まれている。いや、地方に住んでいる時には、通勤で駅に行くにも結構な時間自転車に乗っていて、運動不足になんかならなかったから、恵まれなさ過ぎて、逆に恵まれてしまったのかもしれない。
 
20分以上の有酸素運動を、習慣的に続けること(詳しくは本書を読んでご確認ください!)。これで、集中の悪さや心身の低調さは改善するだろうか。絶好の位置にジムがあるから、雨でも雪でも、通いやすいことには違いない。本当は、家の中にジムがあるくらいが、運動嫌いの私にはちょうどよいのだけど。しばらく続けてみたい。