考え方のクセを知る~「 レジリエンスの教科書——逆境をはね返す世界最強トレーニング」

『内省のパラドックス』という言葉を聞きました。自分のことをまったく振り返らないのは知性的でないですが、変に振り返るのも、しばしば逆効果です。これ、私は頻繁に陥ってます。ちょっとした不運、失敗のネガティブな面を考えすぎて、結論「自分はダメだ」と心が折れやすくなる(笑)そういったことで人生損をしないように、なりたいと常々思います。
 

会社を辞める間際に気付いた、周囲との認識のズレ 

     
去年、新卒からずっと勤めてきた退職を決めた経緯を振り返っても、
 
「この会社では、私はうまくやっていけない。一応管理職にはなれるかもしれないけど、きっと苦労する」
   
という気持ちが、実は大半を占めていました。この考えにはかなり自信があったのですが、どーも、周囲の感覚とズレていたようなのです。断片的には、論理性がないことも無いのですが、自分の考えを周りに打ち明けると、
   
「え、そんなに悪い状況じゃないよ」「今、いろいろ手を打ってるから、この先は良くなるんじゃ無い?」と。
   
周囲からみるとそんなにやばい状況で無いのに、「お先真っ暗だ」と心が折れた自分を、恥ずかしく思いました。
  
とはいえ、私はどちらかというとネガティブに物事を考えてしまう性質があって、過去何度も「ポジティブ思考」になろうと挑戦して砕け散ってきました。そのことを思えば、物事を悪い方に考えてしまう性質を、ちょっとやそっとで変えられるとは思いません。
 

「レジリエンスの教科書——逆境をはね返す世界最強トレーニング」

 
そんな自分でも、何とか出来そうだと思ったのが、積読本の中の一冊『レジリエンスの教科書——逆境をはね返す世界最強トレーニング/カレン・ライビッチ (著), アンドリュー・シャテー (著), 宇野カオリ (翻訳)』を手にしたことでした。
自分が、なぜそういう風に考えてしまったのか、反応してしまったのか、行動してしまったのか…。その裏には無意識に持っている自分の「思い込み」がある。どんな思い込みがあるのかに気づいて、自分や周りを苦しめている「思い込み」が発動するのに気づき、反応してしまうのをちょっとずづ変えていこう…と平たく書かせてもらうと、こういう内容です。、精神疾患の治療にも用いられる「認知行動療法」のテクニックだと思いますが、通院するほどではなくとも、少しでも生きづらい思いをどこか感じている人には、役に立つ内容なのではないでしょうか。
  

 

物事のネガティブな側面に目が行く事自体は変わらないけど、「そこに執着しそうな自分」に気づいて、修正することはできそう。本著で書かれているスキルは以下の7つです。
  

スキル1自分をABC分析する
スキル2思考のワナを避ける
スキル3氷山を見つける
スキル4思い込みに挑む
スキル5大局的にとらえる
スキル6~7速攻型:心を静め、瞬時に反応する

 
私は以前の会社に勤めていたとき、自惚れたことに「周囲が見えてる」という感覚を持っていましたが、これらの見出しを見ただけで、その感覚にメスを入れられるような気分でした。見えてるつもりで、見たいとこしか見てなかったんですね、視野が狭まってたんだなぁと反省します。
読後の感想は、また別の記事にて。