#PTAやめたの私だ ひとりの主婦の静かなる抵抗 感想

PTA不参加についてのニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170129-00010000-bfj-soci
 
こういった表明をされた方がいること、心強く思いました。

私は以前子どもを通わせていた保育園で、保護者会の役員を引き受けたことがありました。
平日の夜や土日に10人程度の役員さんで集まって、お祭りや、卒園式の後の茶話会の準備…など保護者会主催のイベントの準備をしたのですが、初めてこういう活動に加わり疑問に感じたことはいくつかありました。
 
園のお祭りなどのイベントは、子ども達も喜びますし非常にありがたい機会です。しかし原則としては、絶対にやらないといけないことでもありませんし、保護者会ではなく園で主催しても、あるいはイベントの都度保護者の有志でやってもよいことなのでしょう。それでも、毎年変わらず役員さんがやり続けるのはただ、毎年そのようにやっているから今年も、というだけの理由なのでしょう。役員のメンバーは毎年入れ替わるので、極論を言うと今年さえ乗り切ればよいわけですから「今年は例年と違うことをやろう」というモチベーションが無くても当然だと、私は思います。

根強いママ間の「平等意識」

必ず全員17時に集合、全員揃うまで話し合いを始めない、必ず全員に発言を求めて長時間終わらない会議、全員の作業が終わらないと解散しない…。会社では、仕事の負荷がその都度誰かにかかるのは割と当然だし、会議の短時間化はよく指導される(し主観的にも時間の無駄…)ので、こういったやり方はビックリしました。全員主義、平等主義。皆、忙しいママさんのはずなのですが、どういう訳かママ同志で集まると、こういうリーダーシップの無い状況に陥りやすいのかもしれません。

私と一緒に役員をしていたのは、シフト勤務のママさんが多かったので「月一回の集まりくらい17時に来れて当然」という感覚があったようですが、フルタイム勤務者や、通勤に時間がかかる人には負担がかかります。毎月、役員の話し合いの度に渋い顔で半休取っていたママさんもいました。

私も、フルタイムワーク、客先との面談や後輩の指導を任されていたりと、なかなか17時開始の役員会に間に合わず、何かと周りのメンバーに嫌味を言われて嫌な思いをしました。事情がある人は、とにかくやりづらい。こういうことが小学校に入っても続くのは大変なことだなぁ、というのが正直なところでした。
 
 

保護者会のない保育園

今、ウチの子供が通っている園では、保護者会がありません。そして以前の園で、当然保護者会がやっていたような仕事を、園主体でやってくれます。これは驚きでした。園の先生に理由をお聞きしたところ、保護者とて忙しいため、保護者会を作っていないそうです。
保護者にもそれぞれ事情があって、皆一律に同じ行動をとれる訳ではない、ということをよく分ってくれているようで、ありがたいことです。
  
またこの園では、こうしたプラスアルファのイベントを園の先生方主催で行いながらも、先生方のワークライフバランスは保たれているようで、先生方も楽しんで子供と接している様子が伝わってきます。
先生方の余裕と、保護者の多様さへの寛容は関連があるのかもしれません。
  
 
もう一つ書き足すと、以前通っていた園では、先生方の仕事激務で、いつも疲れ切ってストレスをためている様子でした。
「そのイベントは、保護者会じゃないく園でやってもらった方がいいのでは?」という声もあったのですが、先生方も手一杯で、保護者会のイベントを園にやってもらえることは受け入れられなかったと記憶しています。
 
関連があるかどうかわかりませんが、この園は子どもにも保護者にも、皆一律な「あるべき」行動を強要する事が多かったように思います。働きながら子育てをしていて、全てのことに手が回らないのは自分でもとても辛かったのですが、担任の先生にはよく小言を言われました。どれも、おっしゃることは正論をなのですけどね。社会は厳しいなぁと、心細い気持ちがしていました。
 
  
私の子が通っている保育園では、「保護者会無し」の「行事あり」が実現していますが、すべての学校や保育園が全てこのようなスタイルをとるのは、実際には難しいことなのでしょう。先生の労働時間の長さについては、昨今、よくニュースで耳にします。保護者の手を借りることが必要な行事もあるでしょうし、また、保護者主催で何かすることうことが、学校を明るくすることもあるでしょう。そのお手伝いの形は、役員になった人が皆一律で一年間、時間を削ってやるスタイルでなければ良いなあと、淡い期待を抱いています。