「できる人はダラダラ上手」アンドリュー・スマート

真の洞察は、何もせずに過ごした時に得られる。

タイトルの「できる人」というのは、仕事をバリバリこなせる人、という意味ではない。
だれも思いつかなかったようなひらめきができる人。深い洞察ができる人、そういった人を指す。そして、そういう「ひらめき」は、案外、ボーっとしている時に思い浮かぶようなんだ。

万有引力を発見したニュートンしかり、デカルトはX軸とY軸を発見した時にごろ寝をしていたらしい。

複雑な脳のネットワーク機能は、休むことで血流が増え、活性化する。

休んでいるとき、リラックスしてぼーっっとしている時には、脳のいろんな部分をつなぐいわゆる「ハブ領域」が活性化し、ひらめきが起きやすくなる。こういう、脳の働きを「デフォルトモードネットワーク」と言うそうです。そして、何かに集中しているとき、知的作業をしているときは、この働きはピタッと止むそう。2001年に発見されたというこの脳の働きは、今後、研究が進められることかと思います。

何もしないで、ダラダラすることの大切さ

リラックスしているときに、突然ひらめくような経験、皆さんはありますか?私は、何かと頭の中で考え続ける癖があるので、本当に「ぼーっ」としている時は少ないです。それでも、お風呂ではいいアイデアが思いつくことがしばしばあり、もしかすると「デフォルトモードネットワーク」が活性化しているのかも、と思います。

考えてみると、「時間を有効に使わないと」と思って予定を詰め込んだり、ちょっとした空き時間にもスマホをいじったりと、「何もしないで、ダラダラする」時間は、少ないものです。おそらく、数十年より前にくらべて、現代人は「ダラダラ時間」が少なくなっているのではないでしょうか。時間の有効活用もいいけど、「ぼーっ」とする時間を取らないことこそが、脳を有効に使えてないことなのかもしれないと、この本を読んで思いました。

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