マミートラックにいたこと

私は前いた会社で、育児休暇から復帰1年後に辞令がでて、ママ社員が集められる部署に招集されました。内容は、単純で手間のかかる事務作業が多く、いわゆる「マミートラック」だったと思います。

マミートラック、賛否を決めることはできないと思います。
『子どもが小さい時期は、仕事はそこそこに…』と思う人には悪くない場所であり、仕事にやりがいを求める人には、物足りないところかもしれません。

私は「物足りない」と感じる方でしたが、それ以上に、そこに異動になった理由が誰に聞いても分からないことと、今後いつまでこの仕事が続くか分からないことが、非常に不安でした。もう前線に戻しては貰えないのか。産休前、それなりの成果を出したつもりだったけど、それでもその仕事を続けさせるには値しなかったということなのか。
私が外された場所に居続る年の近い男性社員と比べて、経験を積めないことに対する焦りも感じていました。

上司との面談の際、それとなくその部署に異動になった理由を聞いて見ましたが、「もっと上が決めたことだから、自分は知らない」としか答えて貰えませんでした。現実とは逆に「女性を意図して集めている訳ではない」とも。

理由は「今は会社のお荷物だから」でも、「実は、前職は向いていないと判断した」でも良かったと思う。会社のお荷物かもしれないのは、承知している。けれど、会社は、なぜここに連れて来られたのかを誰も言ってくれないのか、ここに来た人を今後どうしていくつもりなのか。出産するまでは変わらないように働いてきた男性社員たちと、差が開いて行くことも苦しかった。「上が決めたから知らない」は事実だと思うけど、上司個人の見解でもいいから何かを言ってくれたら、会社で働き続ける意味を見つけられたかもしれない。

ずっとマミートラックに塩漬け…ということはないんだろうな、と感じていましたし、何年か後には、前線に戻されるときが来るのかもしれない、とも思っていました。とは言え、待っていても数年は状況が変わらないだろうし、その間の時間がもったいない。そして、経験が積めないまま突然前線に戻されても困ると思い、結局会社を飛び出してしまいました。

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